新たに弊チームのスポンサー様になっていただいたMathworks Japan様より、MATLAB R2015a学生版のライセンスを無償提供していただきました。ありがとうございます。
MATLAB(MATrix LABoratoryから取った名称だそうです)は非常に強力な技術計算ソフトで、行列・ベクトルを利用した数値計算やグラフのプロットを簡単な手順で実行することができるプログラミング環境を備えています。その他にも様々な機能を追加するToolBoxがたくさん用意されており、応用できる分野の範囲がとても広いことも特徴です。

たとえば上の画像に表示されているのは、MATLABの一機能である「Simulink」を利用して1自由度のばねダンパー系のステップ入力に対する過渡応答を解析しているところです(偉そうに言ってますがチュートリアルを真似しただけです笑)。右のウィンドウに表示されているようにシステムの相互関係をブロック線図として表現し、減衰係数やバネ定数などのパラメータを入力するだけで画面中央のスコープ画面におもりの変位が表示されます。
今はまだこのように簡単な事象を調べることしかできませんが、ゆくゆくは車両の二輪モデルの挙動を解析したり、タイヤの試験データから近似式の係数を同定するのに利用できるようにしていきたいです。